【肩こり・腰痛】　用賀HARU治療院　～世田谷区用賀の国家資格者による鍼・美容鍼・美顔鍼・マッサージ・整体・指圧院　　　～肩こり、腰痛、小顔なら～　　　　　　　　　　 　 | 日記 | 脳内麻薬！？科学的に、鍼治療がなぜ痛みに効くのか！？

　こんにちは。土日は、たくさんの方のご来店、お電話ありがとうございました。
　３９、サンキューキャンペーンも本日までになりました。ご来店ありがとうございました。
　マッサージや整体の要望が多いかと思われましたが、蓋を開けると意外に鍼治療が多いです。　
　
さて、今日は痛みについて話をします。先日のブログで生体、人間の身体には痛みを感じる様々な仕組みの他に、痛みを抑える仕組みもあると書きました。

 西洋医学における鎮痛法はご存知のように、鎮痛薬を使ったり、手術で神経の一部を切り取ったり、痛みの経路を断つ（ブロック）などのやり方があり、今では一般的になっていますが、その一方で東洋医学では昔から、鍼による鎮痛、身体を刺激する事により鎮痛効果を得てきました。
　
つまり、痛みの信号を遮断するのではなく、もともと身体の中にある鎮痛の仕組みを働かせるやり方があるという事です。
　
では、なぜ鍼による鎮痛が起こるか説明する前に【脳内麻薬】の発見からお話します。
　
　がん患者などに投与するモルヒネがなぜ、痛みを抑えるのかという事から始まります。
　モルヒネは、古代エジプト時代から使われている、鎮痛薬でもあります。

 その成分はけしの実から採られるアヘンです。アヘンの事を『オピウム』と言いこの名前から、モルヒネと同じ様な性質を示す物質の総称として『オピオイド』と言う言葉ができました。
　
 『オイド』は『～様』と言う意味で、『モルヒネ様』モルヒネみたいなと言う意味です。
　
 オピオイドが痛みに効くのだから、きっと身体にはオピオイドを受け取って働くような何らかの仕組みがあるはずです。
　
 予想通り、中枢神経の中のあちこちに様々なオピオイド受容体（受け取るもの）が存在している事が認められていました。
　
　そして、オピオイド受容体があるのならきっとそれに対応したオピオイドが体内にも存在しているはずです。
　
 これまた、予想通りその様な物質が発見されました。それが我々、国家試験、国家資格者に馴染み深い『βエンドルフィン』や『エンケファリン』です。
　
 そして、それこそが『脳内麻薬』と呼ばれる物質です！

　鍼刺激によって痛みを抑える作用の多くが、痛み系の経路のすぐ近くにあります。
　
　身体のある部分、点を刺激すると痛みが抑えられる事実を古くから積極的に活用してきたのが、東洋医学の鍼灸です！
　
 そのある点と言うのが、『ツボ・穴』です。

　では、『ツボ』を刺激する事で鎮痛などの治療効果が得られるなら、そこに刺激を受け取る特別な感覚器官がある事が予想されます。

　そこはまだ決定的な証拠は見つかっておらず様々な論争がいまだに繰り広げられていますが、最も有力なのが、鍼刺激による鎮痛のメカニズムの一つとして、入り口になっているのがポリモーダル受容器と言う感覚器であり、効果器です。（まあ、間違いないでしょう～）
　
　つまり、ポリモーダル受容器が集まっている場所（ツボ）が鍼やお灸による刺激の入り口になり痛覚系を刺激する事で鎮痛系を働かせ、痛みや自律神経を調整するという事です。
　
　
　ではポリモーダル受容器とは、何ですか！？

　とっ！ここでタイムアップです・・・次の患者さんに備えます。次回はまた来週～

　常連さん曰く、またくだらないブログね（失礼しちゃうね～他のブログ見たことあるのかなあ～）にお付き合いください！


　
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